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環境省の後援を得ての開催となった第2回。今回のフィールドは足場もよく、
散歩感覚でのんびり網を振ることができます。当初雨が心配されましたが、
曇り時々晴れの天気となり、乱舞とまではいきませんでしたが、山地性の蝶
をはじめ様々な昆虫に出会うことができました。




朝、最寄りの駅に集合。まずフィールドについての説明を聞きます。今回は
奥本会長も参加。皆さんといっしょに網を振ったり写真を撮ったりしました。




周りに目を配りながら林道を歩きます。面白いものがいて誰かが立ち止まると
声をかけなくてもみんなが集まってきます。




蝶の幼虫の食痕を観察。持ち帰ってファーブル昆虫館で飼ってみることにしました。




梢にテリトリーを持つミドリシジミの仲間を発見。高いところを飛ぶ小さな蝶な
ので、一般のハイカーは気づかずに通り過ぎることが多いようです。




クズの花に見事に擬態したウラギンシジミの幼虫。どこにいるか分かりますか?




オトシブミのゆりかごを発見。参加者は網を振ったり写真を撮ったり大忙しです。




ベッコウハゴロモ。セミなどに近い小さな昆虫です。網を持って歩いていると、
集中力が増し、見落としがちな小さな昆虫もよく目につくようになります。




草むらで補虫網を振るといろいろな昆虫がついてきます。これはクロアシツユムシ
の幼虫。お尻にかぎ爪状の産卵管があるのでメスと分かります。




スミナガシを観察。その名の通り全体が青墨色の渋い蝶ですが、口器が口紅をさし
たように赤い色をしています。




昆虫を手に奥本会長と記念撮影。やはり華やかなミヤマカラスアゲハが人気でした。
翅が傷つきやすい蝶やトンボは三角に折った紙(三角紙)に包みます。2006年夏の
日光の自然の貴重な記録となることでしょう。


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