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準大賞

研究論文部門/中学生の部(埼玉県)
「特定外来種クヒ?アカツヤカミキリか?絶滅危惧種を救う!
〜フラスか?在来種に与える新しい 生育環境〜」
審査委員のコメントより

・我々にもお馴染みとなったクロジャコウ、憎き駆除対象種かと思いきや、まさかのシラホシ増加の一因かもという結果は確かに衝撃的です。あのフラスに依存している生き物に眼を付けた時点で勝ちですね。考えてみればソメイヨシノも園芸品種ですし、どれが正しくどれが守られるべきかなど虫屋の知ったことではないかもしれません。
・シラホシが絶滅危惧種という指定に言いたいことはありますが、逆説的なタイトルには世の中の価値観をひっくり返すインパクトがあると思いました。クロジャコウ生息の副産物であるフラスが他の生物に環境を提供しているという点に着目し、調査したのは素晴らしいと思います。
・非常に見せ方が上手く、生態系エンジニアとしてのクビアカツヤカミキリの側面を示してくれました。南米に行くと、ハキリアリのゴミ捨て場には多様な昆虫が育っていたりしますが、規模は小さくてもクビアカツヤカミキリのフラスも利用する昆虫が色々と出てきます。 
 小笠原諸島で、外来生物のネズミが増えたために絶滅危惧種のオガサワラノスリが増えたように、単純な一面だけで見れないことは多くあります。既存の方向性に安易に便乗するのではなく、自分なりの視点からテーマを組み立てている点を高く評価します。
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